別荘設計の注意点

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 別荘と一言でいっても,温暖地,寒冷地,海の別荘,山の別荘と一般の住宅以上に幅がありますから、立地に合わせた計画が必要になりますが、共通する注意事項もあります。


 


・冷暖房設備の選択:別荘は常時いるわけではない


寒冷地か温暖地かによって冷暖房設備が変わってくるのは当然ですが,どちらにも共通するのは、別荘はいつもいるわけではないという事です。従って、冷暖房も使うときすぐに立ち上がる必要があります。特に寒冷地の暖房の場合はこの点が重要です。もう一つの方法は、遠隔操作です。最近のエアコンにはスマホなどを使ってON/OFF出来るものがあります。これを使えば別荘を使う予定の少し前にスイッチを入れておき,到着したときには十分暖まっていると言うことが可能です。


 


・防犯:別荘荒らしは結構多い


別荘は泥棒に結構狙われます。不在であることが明白なのですからもっともです。したがって防犯対策は大事です。これはやはりシャッター,雨戸に勝る物は有りません。


 


・凍結対策:いろいろ方法があります


寒冷地の別荘の場合,冬場の凍結対策は重要です。方法はいくつかありますが、一般的なのは寒冷地用の器具を使い,不在時は水抜きをすることです。しかしこれは結構面倒ではあります。管理体制のしっかりしている別荘地の場合は,管理事務所が有料でやってくれますが費用はかかります。電気ヒーターで保温する方法は電気代がバカになりません。しかし、建物の断熱性能をかなり高くして,配管ルートなど工夫すれば特別なことをしなくてもかなり解決できる場合もあります。条件に応じて最適な方法を選ぶ必要があります。


 


・急傾斜地の計画


別荘というと,眺望が大事という事で、急傾斜地の場合も多いと思います。そのような条件に不慣れな設計者だと,必要以上に警戒したり,逆に無謀な計画をしたりという事になりがちです。そのような場合,地元の工務店と相談しながら計画するのは大事なことです。地元の工務店はそのような条件になれているので,良いアドバイスをしてくれます。工事費見積の点でも,急傾斜地に不慣れな業者は高くなりがちです。

浦田義久 篠崎素子/SUR都市建築事務所

written by 浦田義久 篠崎素子/SUR都市建築事務所

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