内断熱?外断熱?ハイブリッド断熱!

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木造の断熱方法には断熱材の施工部位から分類すると 「内断熱」と「外断熱」に分けられますが、それぞれ長所と欠点があります。


 


内断熱は柱や梁が通っている壁内部の隙間に断熱材を充填する方法で 正確には「充填断熱」と呼びます。 長所は壁厚いっぱいに断熱できるので高断熱にしやすいことですが 内部側に防湿施工しないと壁内部での結露が起こりやすく、 また、柱や梁の部分は断熱材がありませんから、 そこから熱が逃げるヒートブリッジが多くあり、 断熱材の厚さの割には性能が良くないことが欠点です。


 


外断熱は柱、梁の外部側にボード状に成型した断熱材を貼って行く工法で 充填断熱に対して「外張り断熱」と呼ぶのが正確です。 こちらの長所短所は充填断熱のちょうど反対で、 外部側に貼るためあまり厚いと外壁仕上げが垂れ下がる心配があるため 余り厚くできないことが短所ですが、壁内部の結露やヒートブリッジはありません。


 


それぞれの欠点を補うために最近採用される例が出始めているのが 「ハイブリッド断熱」で、これは簡単に言ってしまえば「充填断熱+外張り断熱」です。 私の事務所の最新の例では、充填断熱は現場発泡のウレタンを壁厚いっぱいに 充填し、スタイロフォーム20ミリを外張りしています。 二重に断熱する訳ですから、どうしてもコストアップですが、 圧倒的な低ランニングコストですから、余裕があればこの断熱方法をお勧めします。

浦田義久 篠崎素子/SUR都市建築事務所

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