建物の外観で、仕上げ材を何にするか。このことはとても重要です。予算やメンテナンスのサイクルは勿論、デザイン的な印象も外壁材によって大きく変わってきます。 選択肢がたくさんある外壁材の中から、今回は無垢の木の外壁のお話をしたいと思います。
一般的に、木の外壁は腐りやすく、外壁材には向いていないという印象があると思うのですが、実は材料をきちんと選定し、正しい施工方法を用いれば、想像以上に長持ちします。重要なのは、木にとって一番の大敵である湿気を逃がすように施工をすることです。 もちろん、定期的なメンテナンスは必要ですが、これはどの材料でも同じ事。
時間が経ち、シルバーグレイに変色した無垢の木の外壁はとてもきれいなものです。これを劣化と考えるか味わいと考えるかは個人差になりますが、家族の歴史と共に変化していく建物というのも、とても味わい深いものだと思います。