効率を上げるキッチン~3水栓の位置で変わる!

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3水栓の位置で変わる 用添付画像

 

今回のトピックは「効率を上げるキッチン~2美味しい水で美味しいご飯」からの続きになりますので、

先にそちらをご覧下さい。

こちらでは、「独立水栓の浄水器」と「水道混合水栓」の取り付け位置について、ご説明したいと思います。
通常、水道水の水栓はシンクの中心より、コンロ側に設置されます。
そして、独立の浄水器はコンロの反対側に取り付けられます。

私の場合は、必ず、この位置関係を逆に設置するように指定しています。
シンクの中心よりコンロ側に浄水器、コンロから遠いほうに水道水の水栓。
本当に細かいことなのですが、これだけで、便利、効率が全然違います。

シンクとコンロの間は調理スペースとする場合が多いです。
野菜を洗う⇒切る⇒鍋に浄水を入れる⇒野菜を入れる⇒コンロに置く。
この一連の作業から考えたら、浄水器がコンロに近いほうが、効率が良いのです。

そして、洗い物で活躍する水道水の場合。
シンクのコンロから遠い側のカウンターに洗った食器を仮置きすることが多いので、
水道水の水栓はコンロから遠い方にあった方が効率的です。

水栓の位置が逆になっているとどうでしょう。
お手伝いで誰かが洗い物をしていることを想像してみて下さい。
調理スペースと浄水器の間に、人が洗い物をしているイメージです。
せっかくのお手伝いなのに、邪魔な位置に洗い物をしている人が立っていることになります。

以上については、キッチンカウンターの大きさやプランによってあてはまらないこともありますので、
ぜひ、設計担当にご相談下さい。
松田祐光/生空感建築研究所

written by 松田祐光/生空感建築研究所

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