子供も親もハッピーな子供部屋の作り方

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子供の成長段階によって求められるものが大きく変わる子供部屋。小学校に入るころに子供部屋を与えるという家庭も多いようですが、低年齢から大人に近い年齢まで使う部屋は、何を基準としたらよいのか難しいものですよね。いずれ大きくなるからと先のことばかり考えて、今使いにくいというのも困ります。子供と親、どちらも幸せになれる子供部屋の作り方とは?

手を加えられるフレキシブルな広い空間

まだ小さいうちは子供部屋よりも家の中で遊ぶ場が欲しいもの。本当に子供部屋が必要なのは、ほんの10年ほどの間かもしれません。小さいうちは親の目が届く場所で思い切り遊ばせ、必要になったときに広い空間を仕切って子供部屋にチェンジ。そして、子供部屋が必要なくなれば広い空間に戻せる。そんなフレキシブルな家こそ、子育てファミリーに最適なのではないでしょうか。

梁を手掛かりに子供部屋を増やせる家

家を建てる段階では子供が何人になるかまだ未定という場合、子供部屋にすることのできる広いワンルームを作っておくとよいでしょう。この家は、梁を手掛かりに間仕切り壁を設置できるよう、あらかじめドアを3カ所に作ってあります。そのため、まずは襖で2室に分け、さらに必要に応じてもう1室追加。そんなことも可能です。子供達が独立したらもとのワンルームに戻してもいいですね。

家の中の秘密基地!ワクワクする子供部屋

なにやら秘密基地のような不思議な部屋が並んでいますが、これらは4つの子供部屋。部屋の中は、はしごを設置した立体的なスペースになっています。子供はこのようなちょっと狭い空間が大好き。自分だけの秘密基地を持ったような気分を味わえるからです。子供部屋が面しているのはリビングなので、玄関から子供部屋に直行ということもありません。部屋の入り口に思わず表札をかけたくなるような、独立した空間が新鮮ですね。

好きな時だけ一緒に寝られる子供部屋

まだ親のそばで眠りたいと思う小さい子供だけでなく、子供部屋で一人で寝るという子供も、寝つくまでは親にそばにいてほしいと思うもの。毎晩寝かしつけるのが大変という親も多いのでは?特に、独立した子供部屋というのは目が行き届かず、いちいち子供部屋まで出向かないとならないため不便なこともあるのです。
この部屋は引き戸をオープンにすると隣の親の寝室とつながるという仕掛け。一人で眠るのがちょっと怖い夜も、これならそばにいられるので大丈夫ですね。大きくなったら引き戸を閉めて独立した子供部屋にすることができます。

家族の気配を感じながら過ごせる子供部屋

1階にあるリビングを見渡せる吹抜けに面した子供部屋。吹き抜けに向かって3面あるスタディスペースで勉強できます。1面はバルコニーになっていて開放感もたっぷり。視界の拡がりがのびのびした発想につながりそうです。これなら、吹き抜けを通じて、いつでも家族の気配を感じられるため、一人きりという感覚はありません。階下でお料理をするお母さんと会話をしたり姿を確認したり、リビング学習にも通じるものがある、そんな子供部屋です。
子供部屋に必要とされる機能は、子供の年齢によっても変わります。小さいうちはまだ親のそばで遊んでいたいと思うもの。低年齢のうちはオープンで、思春期になったら独立したプライバシーにも配慮した空間に。そして、子供が独立したあとは暮らしに合わせてまた姿を変えられる。成長に合わせて子供部屋も臨機応変に対応できるのが理想です。

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ライター/writer okunaga