一度は訪れてみたい!デザインコンシャスな空間

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「過去に印象に残った空間を自分の家で再現したい」と思うことは少なからずあると思います。それは海外のリゾート地であったり、おしゃれなバーであったりさまざまです。せっかくなら、素材にこだわって質感まで再現したいところです。もちろんそれなりのコストがかかるのは間違いありません。今回は、見るだけで一度は訪れてみたくなるデザインコンシャスな空間を集めました。

異国の趣を感じるリビングダイニング

Rのついたレンガの壁が目を引くリビングダイニングです。開口部全体がガラス張りとなっていることで、外との一体感が非常に高く開放感抜群です。日差しが部屋奥まで入り込み、明るさも申し分ありません。窓際に置かれた椅子に腰掛け、外の景色を楽しむ時間は格別でしょうね。
また、オリジナル感が漂う大型の木製キッチンと収納壁も特徴的。黒のタイルの床にレンガ張りの壁と木製キッチンの組み合わせが並ぶことで、どこか異国の趣を感じさせます。スケールの大きさを感じるリビングダイニングです。

バリをイメージしたホール

バリ島を訪た時に感じたインスピレーションを膨らませ再現させたホール。壁一面に貼られた石材がなんともゴージャスで、広く贅沢な空間を引き立てています。ガラスの間仕切りにより広い空間がさらに広く感じますね。
薄いグレーのタイルの色合いもその上に敷かれたカーペットもどちらも洗練された印象です。デザザイナーズソファーやテーブルも選び抜かれた感があり、全く隙のないデザインコンシャスな空間となっていますね。その中にもどこか優しさを感じる住まいでもあります。

都会の一軒家とは思えないリゾート的ハウス

高い天井、石材の壁、暖炉のある空間、大きなグリーン。全てがリゾート仕様の住まいです。この住まいが都会の一軒家だとは思えない完成度の高さです。間接照明を中心として明るさを抑え、ホテルのロビーのような空間に。窓を開ければプールのある中庭へとつながり、水の上をそよぐ風を感じながらリラックスできる空間に。
暖炉周りの壁は、大谷石で仕上げられ、ざっくりとした雰囲気が部屋全体に優しさを与えています。ゆったりとしたソファーにもたれながら寛ぐひとときは至福の時間でしょうね。

アイアンフレームが際立つカフェ

コンクリートの空間を木とアイアンの組み合わせで構成したカフェです。奥のソファースペースには間仕切りはありませんが、アイアンで囲むことが心理的な間仕切りの機能を果たしています。そのアイアンの形状が家の形になっていることで、家の中に家があるような不思議な感覚も味わえます。アイアンが、間仕切りだけでなく、椅子やテーブルの足やカウンター棚の部材にも使われることで、統一感と遊び心を感じます。照明器具のアクセントとしてもアイアンが用いられていることでさら楽しげな空間になっています。

クールなのにどこか可愛さを感じる空間

ここは女性専用のバーです。白で統一された室内は、クールなのにどこか可愛さを感じます。それは、天井に光を優しく通す素材を使用することで、やわらかな光が全体を照らしているからでしょう。また、角が少し丸みをおびた椅子やテーブルの形状もその優しい雰囲気にとてもマッチしています。
壁際の細いスペースに飾られた小物にはセンスと可愛らしさを感じます。シルバーの扉が優しさを感じる空間の中でシャープな印象を与えていて、それがまた空間全体に面白さを感じさせていますね。
住宅街にリゾートホテルのような建物を再現することは、雰囲気を再現する以上にさまざまな工夫が必要です。近隣からの目線を遮る方法を考えたり、生活動線に配慮した設計にしたりと、住宅であるが故の制約の中での設計となります。事例を見ていると、リゾートホテル的な住まいを目指す場合、やはり中庭のあるレイアウトは相性が良さそうですね。また、カフェやバーのデザインは住宅のデザインにも非常に参考になります。これらのさまざまな事例を参考に、デザインコンシャスで毎日が楽しくなる住まいを目指したいですね。

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ライター/writer hotagos