美しい軒のある家は、デザイン的にも機能的にも洗練された印象があります。それらの住まいのタイプは様々で、縁側のある和を感じさせる住まいもあれば、モダンで美しい住まいもあります。また、アウトサイドリビングとして利用するウッドデッキにかかる軒は、日常の生活でも非常に活躍します。そこで今回は、深く長く伸びる軒を中心に美しい軒のある住まいをご紹介します。
いつまでもくつろいでいたくなる縁側
軒先を低めに抑えた勾配の緩やかな屋根が特長の縁側を持つ住まいです。ガルバリウム鋼板を採用した瓦棒の屋根デザインが広くゆったりとした空間にとても似合っています。外壁・屋根ともに黒でまとめられた落ち着きのある外観と室内の明るめのスギの内装のコントラストがとても美しく感じます。間口も奥行きも十分で、モダンな和を感じさせる贅沢な空間です。縁側の奥には和室と洋室がありますが、どちらの部屋にも合うところが全体デザインの良さなのでしょうね。南側に広がる庭も開放的で、一度座るといつまでもくつろいでいたくなりそうです。
ウッドデッキを覆う美しく実用的な軒
低く深く設計された軒は、見た目に美しいだけではなく、西日を遮る働きをしています。ウッドデッキの手すりは太くしっかりしているので、天気の良い日に布団を干すのにちょうど良さそうです。また、十分な奥行きがあるので、雨天時でも洗濯物を干せるようにもなっています。明るめでナチュラルな色合いのウッドデッキと白い軒天と壁のガルバリウム鋼板の組み合わせがとても爽やかな印象です。このデッキは寝室からもつながっており、里山の高台という立地に建っているという事もあるので、寝室からの眺めは格別でしょうね。
パーゴラと一体化した深い軒
深い軒とパーゴラに守られたウッドデッキエリアです。広いリビングと大開口でつながるアウトサイドリビングスペースになっています。光と風を感じながらも、室内のような囲まれ感のあるスペースですね。ウッドデッキ材の天然木の色合いも美しく、軒やパーゴラに使われている、少し淡いい色の木材との相性も抜群で、洗練された空間に仕上がっています。勾配なくストレートに伸びるスクエアでスッキリした印象の美しい軒です。
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ライター/writer hotagos