シンプルは最高の贅沢だ。「足さない美学」のある家

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家には持ち主のセンスやポリシーが表れます。シンプルな家が表現するのは、洗練された美意識や「足さない」という潔さ。シンプルなデザインであればあるほど、設計技術の高さや素材の良さが見えてくるものです。また、究極のシンプルさは、それだけで他の家とは違う強い個性に。かっこよくて美しい、シンプルな外観の家を特集します。

まるでおもちゃの箱のよう。小窓がアクセントの家

箱を組み合わせたような外観が特徴の白い家。模型のようなかわいらしさと現代的なシャープさが絶妙なバランスでミックスされています。左右の小窓の数が違うことで完全な左右対称にならず、かすかに動きが感じられることもポイント。シンプルな外観と同様、内部も白をベースに、直線的なデザインを生かした中庭や階段が設けられています。

愛車を眺めることに特化した、欲望に忠実な家

この家のテーマはズバリ、「ハーレーダビッドゾンをリビングから眺めて暮らす」。家の主役はガレージ兼リビングで、他には最低限の部屋しか作っていません。テーマがシンプだから、外観も間取りも、暮らしぶりも必然的にシンプルに。バルコニーの目隠しの役目を果たしつつ外観のアクセントになっているルーバーは、ハーレーのエンジンのフィンをイメージしているというこだわりようです。

長屋をイメージしたシンプルでコンパクトな家

長屋形式の住宅が並ぶ通りに面した3階建ての住宅。いわゆる狭小地に建っていますが、細く長く建てざるを得ない狭小住宅の制限をうまく生かし、スマートでモダンな印象に。縦に長いシンプルなデザインの中で、室内に光を取り入れつつほど良く目隠しにもなる前面格子が大きな特徴になっています。現代の長屋にふさわしい洗練されたエクステリアです。

外に閉じることで、外観もコストもシンプルになった家

道路に面した外観に窓がない、非常にシンプルな作りの家。正面には将来建物が建つであろうこと、隣には早朝から営業する新聞販売店があることから、あえて外部に対して閉じたデザインになっています。代わりに中庭を設け、各居室は扉で区切らず風通しを良くするなど、内部にはのびのびとした空間が広がっています。シンプルなデザインを追求したらコスト的もスリムになり、いいことづくし。
究極にシンプルな外観は、一瞬ちょっぴり味気ないと感じることもあるかもしれませんが、長年住んでも飽きが来ず、普遍的な美しさがあるもの。また、複雑なデザインの家と比べて建築コストがやや安く済む場合も多く、コストパフォーマンス的にも優秀です。マイホームの外観に迷っている方へ。「足さないことこそ美しい」と、この場を借りて大きな声で宣言します!

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ライター/writer 玉置