インテリアの素敵さは外観に現れる。個性際立つスタイリッシュな外観5選

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外観が美しい住まいはインテリアも素敵。そんなセオリーがあるのではと感じてしまうほどインテリア・外観ともに素敵な住まいがあります。室内に広がる大空間がそのまま表現された外観から、中庭などを設けることで外観からは想像できないほど開放的な室内を持つ住まいまで、そのバリエーションは多彩です。今回は、インテリアも素敵な個性際立つスタイリッシュな外観の住まいをご紹介します。

吹き抜けのある断熱パッシブハウスの外観

モダンな佇まいの外観です。夏の日差しを遮る大きな庇や風の流れを計算し設計された窓配置などからも住宅の性能の高さがうかがえます。デザインとしては板貼りされたバルコニーボックスが特徴的ですね。
室内に目をやれば、シーリングファンのついた大きな吹き抜けや大空間リビングなどが広がります。無垢フローリングと白基調の内装により、爽やかで心地よい空間に仕上がっています。これだけの開放感がありながら、断熱性能に優れたパッシブハウスであるところにこの住まいの魅力を感じますね。

インナーガレージのあるスタイリッシュな外観

「邸宅」という雰囲気のある外観です。まず目につくのは、ゆとりある広さのインナーガレージです。建物全体のデザイン性の高さを想像させます。その横には玄関まで続くアプローチ。前面道路からは玄関は見えない設計になっていますが、アプローチを玄関前まで進めば、来客者の予想を裏切る、吹き抜けになった広く開放的な空間が広がります。
内部には空の見える中庭や吹き抜けになった廊下など、外部からは想像できないほど広がりがあります。プライバシーがしっかり確保された高級感抜群の住まいです。

杉板の壁が参道の風情に調和する外観

建物のすぐ横に石の鳥居がある、神社のそばに建つ住まいです。一見、建物の外壁にも見えるこの杉板の壁は、参道を往来する人の喧騒や視線から生活空間を隔絶するために立てられたものです。この杉板の外観は、町の風情を保つため選ばれたものでもあります。
この壁と建物の間にはガラスに囲まれた中庭があり、吹き抜けの窓や地窓からその景色を楽しむことができます。室内壁も部分的に杉板で仕上げられ、自然を感じる伸びやかな空間となっています。住む人だけでなく往来者をも楽しませてくれる外観です。

大きな白い壁が印象的な外観

白い大きな壁と片流れの屋根形状が印象的な住まいです。この壁は、西に面しており強い西日を遮る働きもしています。片流れの軒天に貼られた板がそのまま玄関の側面壁に伸び、建物全体が白い箱と木でできたような個性的な外観になっています。
白い壁の先には、リビングと一体になった中庭やバルコニーがあり、明るさと広がりを感じる空間に。キッチンやその他の部屋も外観同様白基調で、柱の少ない開放的な空間となっています。白い壁がライトアップされた夜の外観は、昼とは別の表情を楽しませてくれます。

南面が大胆にオープンな広いデッキスペースのある外観

南面に大開口のある住まいです。どの部屋も南面の大きな窓に面しているため開放感抜群です。吹き抜けにより1.2階の部屋が繋がっているため、外部から見れば大きな一部屋のようにも見えますが、部分的にガラスで仕切られています。
長く伸びた庇は、広いデッキスペースでバーベキューをする場合には、しっかりと日差しを遮ってくれます。気候の良い季節には、デッキスペースに出て食事をするだけでも楽しくなりそうですね。快適に過ごせるアウトリビングある開放的な外観です。
全く違った外観ながら事例に共通することは、「環境や敷地の形状に対し、住まう人の要望を最大限実現した住まいのカタチ」であるということかもしれません。外観だけでなく、広く開放感のある室内を見ると、自由度の高い設計は自由度の高い構法によって成り立っている部分もあるのではないかと感じます。
住まいへ求めるレベルが高くなる中、プランの段階から構造・構法を含めた総合的な選択が必要になりつつありそうですね。


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2015年07月12日投稿 デザイン・設計手法 庇のデメリット・メリット (回答数9)
ライター/writer hotagos