空間を足し算して実現できる豊かな暮らしとは?!

お気に入りをクリップ

このエントリーをはてなブックマークに追加
住まいは様々な機能を持った空間の集合体です。例えば、キッチン、玄関、トイレ、子ども部屋、リビング、寝室、廊下、階段、書斎などがあります。それらの空間を組み合わせることによって、さらに素敵で豊かな暮らしを実現することができます。空間を足し算した魅力的な住まいをいくつかご紹介しましょう。

階段+椅子+遊び場

こちらのお家の大階段を見ていただくと、左側は普通の階段になっていますが、右側の階段は、普通より蹴上(1段の高さ)も踏面(足で踏む面積)も大きくなっていることが分かります。右側の階段はちょうど座れる高さになっているので、ただ上下階を行き来するだけではなくその場所でキーボードの演奏をしたり、本を読んだり、ごっこ遊びをしたりなど子どもたちの遊び場になっています。階段幅を通常より広く余裕を持って計画しているので、このように使い方の自由度が増えています。

書斎+廊下

見てください、こちらの廊下。吹き抜けに面し、ハイサイドライトやトップライトの光が降り注ぐ気持ちのよい空間になっています。通路としての廊下ではなく、吹き抜けに面してカウンターを設け、居心地のよい書斎空間を実現できています。このように廊下はちょっとした工夫で書斎になったり、学習スペースになったり、くつろぎの場所になったりと多様な可能性があります。廊下を含んだ周りの空間でどのように過ごしたいかイメージしてみると可能性が広がりますね。

リビング+趣味コーナー

リビングの一角に併設している趣味コーナーもおすすめです。例えば個人専用の趣味室だと、趣味に没頭できる一方で家族とのコミュニケーションが減ります。それを解消するのにも役立ちますし、何と言っても一番多くの時間を過ごすリビングを最大限活用できます。子どもたちの居場所である学習スペースや書斎を併設するなど、工夫してみても良いですね。

屋上+ハーブガーデン

屋上は通常利用されにくい場所ですが、考え方を変えると日射がよく当たる場所ですので魅力的な要素を持っています。日射を利用して屋上をハーブガーデンにするのはいかがでしょうか。住まい手の好みにも左右されると思いますが、プラスアルファの機能を追加してみましょう。屋上は、ガーデニング・庭の他、くつろぎのリビングの延長になったり、バスルームの延長になったり等色々な可能性があります。
空間の足し算をすると、住まいの中での暮らし方が多様化して自由度がアップします。そのために、実際にその場所でどのように過ごしたいかをできるだけたくさんイメージしてみましょう。なかなか体験していないことを想像するのは難しいですが、ぜひウェブや雑誌などを見て、いいなと思った住宅の写真をじっくり眺めてみてください。そして、その空間ではどんなことができそうなのか想像し、あなたの住まいづくりにお役立てくださいね。

関連まめ知識

子どもがいても安心な間取りとは? 2017年01月10日投稿 住宅設計 子どもがいても安心な間取りとは?

関連Q&A

2014年06月01日投稿 デザイン・設計手法 大量の本 (回答数1)
ライター/writer 眞田 育