実は狭小住宅にも向いている?憧れのリビング階段

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「リビング階段」というと聞きなれない方も多いかもしれません。日本では、廊下やホールに設置されている印象の強い階段ですが、お洒落な海外ドラマなどで螺旋階段がある部屋を見たことはありませんか?ああいった、リビングルームの中に作られた階段のことをリビング階段といいます。
見た目にお洒落でデザイン性が高いので、一度は憧れたことのある方も多いのではないでしょうか。しかしこのリビング階段、実は「家の狭さにお悩みの方」に嬉しい効果もあるんです。

デッドスペースの利用と統一感で広く見せる

リビング階段の良いところのひとつは、部屋が広く見えるという点です。リビングルーム内に二階へと続く階段があると空間が広く感じます。これは、目線が抜けて開放感が出るためです。玄関ホールの吹き抜けと同じ要領ですね。
また、こちらの写真のように家具とマッチした材質を使用すると違和感なく部屋に馴染むので、インテリアとしての効果も高いです。狭小住宅の悩みである収納も、階段下のデッドスペースを利用すればこの通り♪

螺旋階段ならお洒落に省スペース化

映画のシーンに出てくるようなお洒落な螺旋階段も、実は狭い空間に向いています。螺旋階段は、基本的には1本の柱を中心にして縦の空間を利用します。そのため、直線や折り返しのある階段と比べても省スペースで済むというメリットがあるんです。
何よりも、見た目にもとってもお洒落!リビングのインテリアの主役として凝ったデザインにするのも良いですが、写真のようにシックな色や素材を選べばコーディネートも自在です。

ひと続きの空間でさらに視覚的効果を

こちらの住宅は、なんと玄関からリビング・ダイニング・階段の吹き抜けまですべてひと続きの一体型空間になっています。ひとつひとつ壁で区切られている空間を大胆にワンルームにして、同じスペースでも広く開放的に見せています。
奥行きがある上に、リビング階段によって縦の目線が抜けるため視覚的効果はとても高くなります。階段の吹き抜けの窓から自然光を取り入れられるのも利点ですね。自然と家族が顔を合わせるような部屋の作りになっているのも大きなポイントです。
憧れはあっても、なかなか取り入れにくいと思われがちなリビング階段ですが、お洒落なこと以外にも利点は多くあります。
必ずリビングを通らなければならないので、二階に上がる際にはいつも家族が顔を合わせることになります。玄関ホールにある階段だとそうはならないですよね。家族間のコミュニケーションの面からもおすすめできます。
また、「部屋が狭く見える」「収納が足りない」などでお悩みの方はぜひご参考にしてみて下さいね。

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ライター/writer RAY