囲まれる心地よさ。段差がつくる快適リビング

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あなたの理想のリビングはどんなリビングですか?吹き抜けや大開口など重要ポイントは人それぞれですが、今回は段差を積極的に取り入れた居心地のよいリビング事例を紹介します。広いフラットなリビングもいいけれど段差を積極的に取り入れた立体的なリビングには独特の楽しさがあります。
スキップフロア構成による建物の段差を利用した立体的なリビングやソファー部分を一段下げることで囲まれ感を演出したリビングなど真似したくなること間違いなしです。

ゆらめく炎を堪能できる大人の空間

暖炉を囲むようにつくられた円座のくつろぎスペースです。夜、暖炉に火を灯せばそれだけで大人の空間に。友人や知人はたまた恋人と一緒にゆらめく炎を見ながら過ごす一時は、何物にも代え難いものになりそうです。
床を掘り下げてソファーを設置することでリビングの一角を特別な空間にしています。同じ火を囲んむレイアウトに囲炉裏がありますが、このように一段下げてつくられているソファーだと座るのが楽というメリットがありますね。炎からふと目を外して見渡せば、高い天井と正面の大きな窓が。開放的な気分にも浸れるお酒が似合う粋な空間ですね。

段差を活かした洗練されたリビング

川そばの立地に建つスキップフロア構成の建物です。エントランスを2階に設けることで川を見下ろす位置にリビングがあります。そのリビングには大きな窓があり、窓辺には腰掛けて景色を眺められる段差が設けてあります。その段差がリビング全体を取り囲むことで、その景色を背景にした個室のような囲まれ感のある空間となっています。
階下にあるダイニングキッチンとは空間としてつながっていますが、リビングの床が一段掘り下げられていることで程よい独立感があります。間接照明を中心とした落ち着きのある洗練された空間ですね。
リビングのソファーエリアはリラックスして過ごしたい空間。座ってくつろぐことが多いスペースだから囲まれ感があると落ち着きますね。今回は段差をうまく活用することでそれを実現している事例ばかり。開放的な広いLDKでも段差による囲まれ感があれば、ダイニングやキッチンとの心理的な切り分けが可能に。
リビングの一角にちょっと横になれる「小あがり」があるのも魅力的ですが、一段下がった囲まれ感のある「小さがり」があるリビングも素敵ですね。

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ライター/writer hotagos