機能的!人がワクワクするキャットウォークのある住まい

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キャットウォーク・・文字通りでは、「猫の通り道」。高い位置にある少し狭いこの場所は、猫が好んで歩き、楽しんだり、くつろいだりするスペースです。住まいにおいてのキャットウォークは、猫のために設置する遊び場の場合もありますが、人間がメンテナンスのためや、時々通る通路として利用する場所も指します。そのような機能的一面を持つキャットウォークですが、あるだけでなぜかワクワクするのは、人間も猫も同じかもしれません。今回は、遊び心を感じる機能的なキャットウォークのある住まいを5事例紹介します。

ワークスペースから見えるキャットウォーク

大きな吹き抜けに面した2階に、家族共有の明るく開放的なワークスペースがあります。吹き抜けの上下に設置された大きな窓により、その明るさと解放感が生まれています。この窓は、2F部分も開閉できるようになっているため、季節によって心地よい風が、ワークスペースに流れそうです。その窓の開閉のため、キャットウォークがあります。この楽しげな場所を前にして、ワークスペースで勉強する子供達も、「宿題が終わったら、あそこで遊びたい!」という思いで、頑張ってくれるかもしれませんね。また、障子によって、光の強さを調節できる、機能的な空間になっています。

走り回れるキャットーウォーク

白いネットを張った吹き抜けにあるキャットウォークは、もう子供が走り回ることを前提につくってあります。格子状の床からは、下が少し見えるので、子供がとっては、少しスリルのある空間かも。そこに設置された、開放的な景色が広がる窓と本棚。もう最高の組み合わせですね。キャットウォークの下の階は、キッチン・ダイニングになっており、大開口の吹き抜けを通して、子供の様子も見渡せるだけでなく、2階の窓の恩恵をしっかり受けられます。キャットウォークによって、吹き抜けが、より楽しい場所になっていますね。

利便性と機能性を追求したキャットウォーク

吹き抜けの上部に大きな窓。降りそそぐ太陽光や流れる風を遮らないよう、キャットウォークの床は桟状、手すりは縦格子になっています。幅は、人が通れる必要最小限になっていますが、窓を開閉したり、掃除をしたりするには十分です。梁の一部のように自然で、すっきりとしたキャットウォークのデザインは、統一感を感じさせながらも、お部屋のアクセントになっています。他の事例と同様に、「大開口の吹き抜けの上部につけた窓のメンテナンス」を考慮したキャットウォークです。このように、機能性から生まれる必然的な形がキャットウォークにはありますね。

屋上につながるキャットーウォーク

屋上に行くための通路として、リビング吹き抜けの上にキャットウォークが設置されています。フロアの色合いと白で統一されたキャットウォークが洗練さを感じさせます。R型の天井と、空調の吸気・吹出口のための連続した丸い穴のデザインから、屋上に広がる空間への想像が膨らみます。この住まいの屋上は、このキャットウォークの床を外へ伸ばしていった延長線上にあり、そこには、ウッドデッキの敷かれたサンルームとジャクジーのあるくつろぎの空間が広がっています。
キャットウォークは、吹き抜けのような少し高いところにあったり、床が格子になっていて下が見えたりと、少しドキドキするような場所になっています。少し狭くって、冒険気分が味わえるそんな場所だから、子供にとっては、とても楽しい遊び場になるのでしょう。友達が来て、走り回るのも理解できます。そのため、安全にも配慮しながら、楽しめるキャットウォークが理想的ですね。そんな楽しいイメージを持つことができるから、キャットウォークがあるだけで、少しワクワクするのかもしれません。頻繁に使わない場所であっても、そのような楽しさを空間に与えてくれるなら、機能性や実用性以上の価値を感じることができますね。

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ライター/writer hotagos