爽やかグリーンを自在に使いこなすインテリア術

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「グリーン」と聞いてイメージするものは何ですか?
自然、ナチュラル、木や草や花…地球上に溢れる恵みと、どこまでも広がる解放感や癒しのイメージが一番に出てくるのではないでしょうか。
家は、鉄骨造りでも木造であってもすべて地球上にあるものからできています。また、色の多くは自然界に存在しています。ですから大地を覆う色であるグリーンは、インテリアで使うのならどんな色ともとてもマッチしやすい色なのです。今回は、そんなグリーンをおしゃれに使いこなす方法をご紹介します。

グリーンの壁紙で解放感アップの吹き抜けアレンジ

まずは吹き抜けと階段の縦に伸びる空間を引き立てる壁紙使いです。吹き抜け×ストリップ階段の組み合わせは、それだけでのびやかさを感じさせますが、柔らかで明るめのグリーンを、天窓につながるラインに配置することでより広々とした印象を与えます。白で統一した部屋の真ん中にすっと一本の線を通すようなグリーンは、家全体をスタイリッシュで爽やかな印象にしてくれます。壁の飾り棚には写真のように、色のはっきりしたお花を飾るとナチュラルながら印象にのこるアクセントになります。

ミニ空間だから大胆に♪トイレをアレンジ

家の中で最も閉じた小さな空間、それがトイレ。だからこそ、他のインテリアと全く違う方向性で遊べる空間でもあるのです。鮮やかなブルーグリーンの壁紙は、広い面積に使うと少し圧迫感を感じるでしょうが、小さな面積で使うならインパクトもあり、家の中の良いアクセントになりますよ。
写真は白とのツートーンでシンプルに仕上げていますが、アンティーク調のスチールタオル掛けや小さな額に入れた絵をたくさん飾ったり、床を石畳風のシートやカラフルタイルにしたりしてヨーロピアンな雰囲気に仕上げても面白そうです。
面積も狭いので、気分を変えたくなったらわりと気軽にDIYできるのも魅力。素敵なトイレライフを満喫してください!

子ども部屋だけじゃもったいない、ペパーミント使い

幼い子どもの情操教育には、カラフルな色使いのお部屋が良いと色彩学上でも言われています。中間色のグリーンを使うなら、黄緑系の明るめの色使いをおすすめします。扉や柱など面積の広い部分に取り入れてみてください。
写真のように同系色やブルーのカーテンを組み合わせると男の子の部屋にも使えますし、赤やピンク、薄いパープル系を取り入れればメルヘンチックで可愛いお部屋になります。また成長しても、カーテンをウッド系のブラインドなどに変えるとぐっと大人っぽい部屋として使えますから、リビングなどに取り入れるのもいいですよ。
ちなみにドア枠を思い切って赤にしてみると、カントリー風のお部屋になります。もちろん家具でワンポイント、赤を置くだけでもOKですよ。

毎日?毎時間?アレンジ自在の黒板塗装

さて、こちらは最も深い緑、黒板塗装の取り入れかたです。深い色は、面積を広く取ればとるほど重い印象が増しますから、まわりは明るめの色使いでバランスを取りましょう。写真のような白でスタイリッシュにしても、白木調でナチュラルにしても、ペールトーンの壁紙でもいいですね。ただし、家具と色使いを統一するのがおすすめ。というのも、黒板塗装の一番の楽しみはアレンジの自在さ。お子さんと一緒に毎日お絵かきしてもいいし、マスキングテープや写真をコラージュするのも◎。シンプルコーディネートで、お部屋の中の変化とアクセントを際立たせましょう。

和も洋もおまかせ!落ち着いたグリーンを基調に

写真は壁の一面に使った渋めのグリーンの壁紙に合わせ、ラグやソファもグリーンで統一し落ち着いた印象のリビング。例えばこの床が畳でも同じインテリアでおしゃれな空間に仕上がります。白壁ではなくコンクリート打ちっぱなしの無機質な空間のリノベーションでも素敵ですよね。
洋風の白やウッディな部屋だけでなく、「青畳」と言う言葉があるように、和の空間にもグリーンはなじみの良い色です。また彩度の低いグリーンは、ヴィンテージ感のあるインテリアともよくマッチしますから、元の家の雰囲気を生かしたリノベーション住宅にもおすすめです。
いかがでしたか?
インテリアに植物でグリーンを取り入れている方は良いくいらっしゃるでしょうが、家の構造部分にグリーンを使うのも比較的簡単で、センス良く仕上げることができるんです。しかも周りのインテリアの自由度も高く、飽きのこない空間づくりができるんですよ。今回ご紹介したものは、自分でDIYしたり、プチリフォームでも取り入れられるものが多いですので、ぜひチャレンジしてみてください!

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ライター/writer little-maya