時代に左右されない、センスを感じる自然素材の家

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昔、夏の暑い日に、昔ながらの農家にお邪魔したことがありました。引き戸の扉を開け、少し広めの土間のある玄関に入った途端、ひんやりとした空気を感じたことに驚いたことがあります。
昔の家には、土や木などの自然素材で、「人が快適に過ごせる住まい」をつくる知恵が詰まっています。多くの新建材が開発されてきた今でも、自然素材で家を建てたいと感じる方が多くおられるのは、やはりそのようなことがあるからではないでしょうか。
今回は、壁、床、天井に自然素材をふんだんに使った、心地よくセンス溢れる自然素材の家を集めてみました。

こどもと一緒に暮らしたい無垢と漆喰の家

明るく大きな吹き抜けのあるリビングは、無垢フローリングと漆喰の壁で仕上げられていて、そのコントラストが素敵です。自然素材の床は、素足で歩いても気持ち良さそう。
階段の広めの踊り場にある本棚で、二人のお子さんが本を仲良く読んでいる風景は愛らしいですね。自然素材に囲まれた空間で、お子さんとの成長をゆっくりと味わえる住まい。
大きな柱も安心感抜群で、子供の身長を刻むのにぴったりの場所になりそうですね。

木とシラス壁でつくる自然素材の家

無垢フローリングとシラス壁を利用した自然素材の住まいです。シラスとは、火山のマグマが岩石となる前に粉末となったものです。無機質の多孔質の物質で、珪藻土やしっくいと同様に優れた調湿機能を持つこだわりの壁材です。
自然素材には、その素材が持つ機能として、調湿効果や消臭効果を持つものがあり、健康的な空間作りができるのが大きなメリットですね。
乱尺の幅広いデザインの無垢フローリングとざっくりとしたシラス壁の質感が相性抜群ですね。明るく広々とした大空間リビングがナチュラルに仕上げられていて、開放感のある自然素材の家になっています。

家族で塗り上げた漆喰壁と杉板床の家

天井を見ると、梁や構造部材が露わに見え、ちょっと建築中のような趣もある住まいです。その理由は、床材に厚さ3cmの杉板を使うことで、天井と床の役割を合わせて果たす仕上げとなっているところにあります。建設費の節約につながるこのような仕上げができるのは自然素材のメリットの一つですね。
さらに、こちらのお宅では、しっくい壁をご家族で塗りあげています。職人さんが施工するのとは仕上がりは違うかもしれませんが、自分でやれば納得もいきますし、愛着も湧きますね。
コストダウンを行いながら、理想的な住まいを実現するのに参考にしたくなる自然素材の家です。

桧の無垢材が迎えてくれる家

上品な節のない一枚ものの桧が玄関ホールに敷き詰められています。優しい肌触りと桧の香りが出迎えてくれる自然素材の家です。
桧といえば、好きな人にとってはたまらない、家を建てる時に使う最高の木材の一つですね。この玄関は、その桧の無垢の一枚板を贅沢に使っているところに、人を迎えることへの心意気を感じます。
使うほどに色も変化し、磨き上げていけばより味わいも生まれることでしょう。ウォールナットやチークなどの高級フローリングも良いですが、和風建築には桧の床が本当に似合いますね。

ナラの無垢材と珪藻土の相性が抜群の家

ナラの無垢フローリングと珪藻土で仕上げられた自然素材の家です。ナラの無垢フローリングは、木目や色合いが自然で、非常に人気のある樹種です。
また珪藻土も調湿効果のある壁材として大変人気の素材です。この住まいでは、その定番的な自然素材の組み合わせにもかかわらず、非常に洗練された空間となっています。
また、外観からは想像できない、この大空間の間取りにも驚きです。鉄骨の螺旋階段も、アクセントとなっていますね。
「自然素材でセンスの良い家を建てたい。」という思いを持たれている方は、結構多くいらっしゃるのではないかと思いますが、いかがでしょうか?
思いつくままに、自然素材の家の良さを並べてみると、「自然素材は、長持ちする。」「自然素材は、経年変化を楽しめる。」「自然素材は、夏涼しく冬暖かい。」「自然素材は、呼吸をする。」「自然素材は、化学物質が少ない。」「自然素材は、個性がある。」などが浮かびます。
もちろん、癖があったり多少傷に弱かったりとデメリットもありますが、自然素材で建てられたセンスある家は、長く受け継がれていってほしいと思います。

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ライター/writer hotagos