ガレージをより身近に。今時ガレージライフの送り方

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少し前までは、ガレージというよりも「倉庫」「車庫」と言った方がしっくりときていたはず。最近ではそれらをまとめて「ガレージ」と呼ぶようになってきました。
以前はただただ車を駐車する為だけの空間だった「車庫」や「倉庫」。それが今や趣味の空間としても使われ始め、「ガレージハウス」や「ガレージライフ」という言葉まで誕生しました。

ユニークなアイディアが詰まったお家がたくさん!車や二輪車も持ち主にとっては大事な家族のような存在、もしくはいつでも目にしていたい宝物。大切な宝物、しまいこむのも良いけれど、せっかくならいつでも見える場所に置いておきたくはないですか?

ガレージがより身近に感じられるよう、工夫が施されたお宅が増えてきているのが最近の特徴です。

高級スポーツカーの二大巨頭がお目見え!見る度に酔いしれそうなビジュアルに圧巻

手前にフェラーリ、奥にはポルシェ。1台所有するだけでも気の遠くなるような値段の高級車が、こちらにはなんと2台。それぞれのエンブレムを前に堂々鎮座する様子は、まるで貴族が佇んでいるかのような気品さえ漂ってきます。

ガレージの横には書斎兼オーディオルームが作られており、車を見たくなった時、いつでも楽しめるような作りになっています。

ご覧の通り、ソファの方向は、この2台を向いています。「明日はどちらを街に出してあげようか」なんて考えながらソファでお酒でもたしなむのでしょうか。見ているだけで酔いしれそうになってしまうビジュアルは圧巻です。

愛車を思う存分眺められる書斎登場

2台のパソコンの前には大きなガラス張りの窓。
その窓の先にはご覧の通り、愛車がお目見え。

ここでお仕事などもされるのでしょうか。目の前の愛車を眺めながらの仕事は、いつもよりもはかどりそうな予感。車も含め、黒でまとめられた空間は、集中力もアップしそうです。

人口地盤をそのままガレージとして活用

朝霞台に建つこちらのお宅、他にはなかなかないガレージの使い方をされています。

ガレージそのものが人工地盤としての役割を持ち、その上に家が建築されました。見た限り、かなりの強度が期待される人工地盤。家に住むご家族も安心して暮らせそうですね。

遊び心がたくさん詰まった「大人の遊び場」

「大人の遊び場」って、きっとこんな空間のことを言うのではないでしょうか。写真をよく見ると、バイクに使う工具だけでなく、Tシャツや絵画、そしてなんと冷蔵庫まで完備されています。

白で統一された空間ですが、床だけは汚れても目立たぬよう、白ではなく木材を使用した点も家主の方のこだわりを感じさせてくれます。
駐車場の隅にある階段を上った先に、大人2人が座って精一杯の、まるで秘密基地のような部屋が祖父の家にありました。たくさんの文庫本と数本の釣竿、そして少しのお菓子。駐車場の上にある影響で、いつも少しだけ、ガソリン特有の甘い匂いがしていたあの部屋。目には見えずとも、車の存在を感じる事が出来たあの空間。きっと祖父は、1人になりたかった時や何かに集中したい時、あの階段を上がって祖父だけの「秘密基地」へ行っていたのかなと当時を振り返って今、思います。当時ガレージライフという言葉はまだなかったけれど、祖父はきっと既に「ガレージライフ」を楽しんでいたのでしょう。あの空間には今のガレージライフと通ずるものが確かにありました。愛車の存在を身近に感じながら過ごすことの出来る「ガレージライフ」。きっと心にも豊かな感情を授けてくれることでしょう。

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ライター/writer midori