いざという時慌てないために。バリアフリーについて知っておこう

お気に入りをクリップ

このエントリーをはてなブックマークに追加
今や超高齢化社会。いつまでも健康で過ごせればいいですが、時には車椅子や介護が必要になることも。自分の家で、できるだけ長く自立して過ごすためには、家にも少し工夫が必要です。それがバリアフリー。誰にでも使いやすく、変わりゆく条件にいつでも臨機応変に対応できる住宅であれば、いつまでも安心して暮らせそうです。

床材で区切ってフラットに。バリアフリー玄関

13坪の敷地に建てた鉄筋コンクリート造りの狭小住宅。高齢の方が暮らすため、玄関の段差をなくし床材で区切ってバリアフリーに。靴を履き替える時に腰かけられるように、壁面にあらかじめベンチを設置しています。
足元には間接照明を入れて明るさも確保。床置きの家具が多いとつまづいたりぶつかったりしがちですが、壁付けの下足入れで床をすっきりさせているので安心です。

トイレは寝室脇にも設置すると便利!

バリアフリーの和風住宅です。寝室とつながるようにトイレなどの設備を設置。このように、寝室の隣にトイレや洗面所、浴室を作っておくと何かと便利。
夜中にトイレに行く場合だけでなく、介護が必要になった場合にも、寝室とトイレなどの水廻りが隣り合わせというのは助かるものです。車椅子が必要になっても十分な広さがあるので安心ですね。

裏玄関を入ると車椅子でも使いやすい洗面台

裏玄関の引き戸を開けて入ってすぐに目に入るのは洗面台。既成の洗面所って、車椅子だと足が入らなくて使えないことが多いのですが、こちらはバリアフリーに配慮して、洗面台の下は車椅子でも足が入る空間になっています。
屋外と室内をつなぐのは段差のないフラットな床。表玄関には木製のスロープも設置されています。介助する人にもされる人にも優しい作りです。

段差のない床と軽い引き戸が基本形

バリアフリーの2世帯住宅です。床材が異なっていてもフラットな床。開けたままにしておいたり、ちょっとだけ開けておいたりできる引き戸は、車椅子や杖をついていても通りやすくて便利なもの。軽い力ですーっと開閉できることも必須条件です。
室内での転倒事故は、階段のような場所ではなく、ほんのわずかな段差で起こることが多いそう。つまづいて転倒することを防ぐため、バリアフリー住宅では小さな段差のないフラットな床がいいですね。

トイレと洗面所には介助する人のスペースも

車椅子での使用を考慮した洗面とトイレです。洗面台は、座ったまま使える造り。車椅子の乗り降りを介助するスペースを取ったトイレには、使いやすいように手すりを設置しています。
車椅子使用を想定していないトイレは介助も大変。不自然な姿勢で介助して体を傷めることもあります。その点、このようにある程度広さのあるトイレは、介助する人にとっても使いやすいのです。
必要となれば仕切りを取って広くできるようにしておいてもいいですね。

いつでもテラスに出られる幸せを

テラスとリビングをフラットな造りでつなげて、自由に出入りできる一続きの空間になりました。段差がある場所では介助が必要な方も、このようなテラスがあれば一人で移動できます。
バリアフリーでつながるバルコニーで、緑を愛でたり空を見上げたり。時にはこんな半屋外で過ごす心地よい時間も大切です。
バリアフリーが必要になるのはまだまだ先のことと思っていても、例えば20年後、30年後にどう暮らすのか、ある程度イメージしておきたいもの。あらかじめ床はフラットにしておいたり、玄関に少しゆとりを持たせたりしておけば、必要になってから手すりを設置する程度で済むことも。一方、3階建てなど縦に長い家ではエレベーターが必要になることもあります。リフォームの可能性もあらかじめ考えておくといいかもしれませんね。

関連まめ知識

バリアフリーデッキのすすめ。 2013年11月23日投稿 住宅設計 バリアフリーデッキのすすめ。

関連Q&A

2014年07月16日投稿 リフォーム・増改築 介護の為の家 (回答数4)
ライター/writer okunaga