デザインの美しさが凝縮された狭小住宅

お気に入りをクリップ

このエントリーをはてなブックマークに追加
狭くても気持ち良く暮らすとっておきの方法、それは美しいデザインに囲まれること。狭小住宅で快適に暮らすには、スキップフロア構成の間取りやトップライトから光を取り込む工夫などがありますが、目に見えるもの全てが洗練されていて、心地よく感じる空間なら気持ちの良さが断然違います。コンパクトで美しさが凝縮された空間。今回は、デザインの良さで狭さが気にならない狭小住宅を集めました。

美しくゆとりあるバスルーム

浴室とトイレと洗面化粧台を一ヶ所に集めることで、ゆとりある広さとなったバスルーム。全体を白でまとめ、階段と同色のウッドの色合いをアクセントとした空間は、モダンで上品。狭さを全く感じないだけなく、一つ一つのデザインが美しいバスルームです。低めに取られた横長の窓が、浴槽からの目線の高さにあることで、外への広がりを感じ、ゆったりとした気分に浸れそうです。浴槽やシャワーの形状にもこだわりを感じる、全体の統一感が魅力的なバスルームです。

「見せるキッチン!」がコンセプト

「見せるキッチン!」がコンセプトのアイランドキッチン。フローリングの色合いに対し、人工大理石の天板の白さが際立ち、茶室から見える姿は美しく感じます。キッチン背面壁に飾られているのは、手すき和紙でできたファブリック。落ちついた色合いで部屋全体が和みます。和室から見える場所にあることで、お客様をおもてなしする気持ちが表現されているようです。決して広くはないスペースですが、和室とキッチンとの間で交わされる様々な表現により、部屋の広さを超えた心地よさを感じます。

6.4坪の木造SE構法の家

地下1階、地上3階建ての狭小住宅の1階部分です。家族3人が住むダイニングは、玄関土間を上がればすぐにダイニングというコンパクトさながら、大きなFIX窓により狭さを感じません。また、白いロングカウンターと天井の梁が長く伸びることで、部屋の横への広がりを感じさせています。土間タイルとフローリングの色合いが美しく、地上より3段下がった、暗くなりがちな空間を心地よい空間に仕上げています。

間口が狭く奥行きの長い廊下をおしゃれに

間口が約4.5mの狭小住宅とは思えない、ゆとりある玄関廊下です。ガラス越しに見えるのはボートガレージ。大きなガラスによる開放感と、趣味のアイテムが見える楽しさにより、狭さを感じない空間となっています。個性的な無垢フローリングと美しい石材の張られた壁が迎え入れてくれる玄関廊下。温かい色合いの照明と相まって、やさしい雰囲気の空間となっています。

グレーチングメタルが美しい階段

スキップフロア構成の狭小住宅です。狭小住宅の階段室は、階段天井のトップライトや壁面にある窓からの光を、階下に届ける重要な光の通り道となります。階段にグレーチングメタルを採用することで、光を届けるだけでなく、美しい階段に仕上がっています。部屋への扉には大きめのガラス部分があることで、階段室に降り注ぐ光をやさしく部屋に取り込むことができます。また、竹を使って作られた手すりに遊びを感じることで、狭さへの意識も消えてしまいそうですね。

美しい緑の扉と3連ニッチのあるLDK

狭小住宅では、壁の奥行きを利用して、収納や飾り棚を作ることは有効です。この住まいでは、ダウンライトとガラス棚でおしゃれなニッチを作っています。このニッチの横には光沢感のある緑の美しい扉が。ニッチとともに部屋のアクセントとなっています。LDKの中心にアイポイントがあることで、広さの感じ方が変わりそうですね。すっきりとしたモダンで快適なLDKです。
どの住まいも「狭さを楽しむ心」に溢れた事例でした。狭さの中に機能的な要素と美しいデザインのある住まいは、その良さがとても濃く感じます。狭いことがデメリットにならない住まいづくり。これらの事例を見ると、どんな難問にもプロのアイデアがあれば、答えにたどり着ける気がしてきますね。

関連まめ知識

関連Q&A

ライター/writer hotagos