春、新しい物語を予感させる季節、家も心も開放のエクステリア

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春です。寒い季節の後に芽吹きだした草花も、体いっぱいで喜びを表現している季節。そんな心も浮き立つような春には自然と家々の庭にも目が行きますね。外国ではオープンガーデンと言って、花がキレイに咲く季節に自宅の庭を開放して、道行く人に自由に見てもらう習慣があるとか。日本はまだそれほどではないにしても、最近は家の周囲をカチッと囲んでしまわないで、アプローチを開放して個性的に演出しているお宅が増えているようです。

メリットその1 外構工事を大幅に減らせます。

開放型エクステリアの一番のメリットはなんと言っても、エクステリア工事代を抑えられるということ。お隣との境界のブロック塀やフェンスも、門扉やカーポートのゲートもいらないとなれば、その分他にお金をかけることもできます。将来的なメンテナンス代も考えなくて大丈夫。これって結構大きな差です。写真のお宅は門扉をつけずに枕木で目隠し。見た目も素敵でコストパフォーマンスばっちりですね。

メリットその2 建物を自慢できます 

門扉やフェンスには境界を明確にすることや防犯のためなど、大切な役割があります。けれども意匠として見た場合、建物と外構がぴったりマッチしているお宅というのはなかなか少ないように思うのは私だけでしょうか。写真のお宅は、シンプルでありながら存在感のあるスタイリッシュな建物です。あえて周りを囲わなかったことで、この素敵ないでたちを全て見てもらうことができるのです。

メリットその3 日当たり良好

建物の前面をフレキシブルに使える贅沢なアプローチ。駐車スペースも兼ねていますので、全体的にコンクリートを配し、殺風景にならないように合間に緑を植えています。見た目にも優しい印象で、リズミカルな感じがします。緑は重量に強く、管理も簡単な芝生や龍のヒゲなどを採用するお宅が多いようです。敷地半分が開けているので、全体的に大きく見え、日当たりも良好です。

メリットその4 土地の形状を生かせる

まるで童話に出てくるような風景の中に建つ家。もしこの砕石敷きのアプローチがモルタルやアスファルト塗だったら、もしホワイトクローバーのグランドカバーが擁壁だったらどうでしょうか。上に建つ家はきっとこれほど素敵に感じなかったと思います。土地だけで見た場合、ここに家を建てたいと思う人はなかなか居ないでしょう。でも、この光景をみればたくさんの人が欲しくなるはず。土地の形状を実にうまく生かしている実例ですね。

メリットその5 意外と防犯性にも優れる

オープンエクステリアは防犯が心配、とおっしゃる方が多いです。けれども逆に背の高い塀や植え込みに囲まれている場合は、外からの視線を遮ることができる怖さもあります。さらに大きな通りに面している家の場合、堂々と正面から入ってくる悪漢はなかなかいませんので、フェンスがなくても不安感はあまりありません。どうしても周囲との境界を設けたい場合は、山茶花などの幅が広く背丈の低い植栽で囲うなどすれば、侵入しにくいのに視線は遮らず生活できます。

メリットその6 ライトアップもやりがいあり

LED電球の普及とともに、アウトドアライトは防犯のためだけでなく装飾性に重きを置かれるようになりました。特にスポットライトは植栽や建物をライトアップすることにより、日が暮れてから幻想的な美しさを醸し出しています。家の周囲が囲まれていないことにより、その美しさを道行く人にも共感してもらえます。クリスマスのイルミネーションが引き立つこと間違いなしです。また、このライトアップが暗い夜道にとっては防犯にも役に立つことになります。

メリットその7 将来において使い勝手良し

平屋のように見えますが、実はスキップフロアを利用した2階建てのお宅。自然素材たっぷりでリビングからは緑溢れる中庭を眺めることができる素敵な造りになっています。高齢になってからもずっと住み続けることができそうなお宅です。さらに車が建物のすぐ側に縦横自由に置くことのできる前面アプローチは、特に高齢者が同居するお宅では理想的なレイアウトと言えます。一見素朴な外構ですが、とても使い勝手の良いスペースです。

メリット8 幸せのおすそ分けができる

日本でもご自慢のお庭を開放して皆さんに見て頂いているお宅もあるようですが、お国柄かなかなか知らない人を敷地に招き入れるのは勇気が必要です。それならば、門の外側も美しくして皆さんに楽しんでもらいましょう。土と植物で地面を覆い、中庭空間を開閉する大扉の上のバーゴラ上にワイヤーをつたわせバラを咲かせます。完全なオープン外構ではありませんが、こんな素敵なお宅を見れば毎日幸せな気持ちになることができますね。
アメリカ映画を見ていると、広―い敷地のお宅がよく登場します。どの家の庭も手入れされて整然としています。どうしてあの美しさが保てるのでしょうか。聞くところによると、総体的に敷地の大きな外国の家ではBBQやDIYなど、プライベートなことはほぼ裏庭で行われるのだとか。また、欧米では環境との共存が自然と身についていて、自分の敷地もまた街の一部分として常に美しく保存しなければならないという意識が高いようです。日本もそうなりたいものですね。

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ライター/writer さんたまる