見た目より驚くほど広い!コンパクト住宅の工夫、見せます

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小さな土地に建つ家の多くは、シンプルかつコンパクトな外観。しかし、敷地面積も建物面積も限られている分、内部には狭く見せないための工夫がたくさん施されているものです。外観からは想像もつかないようなスケールを感じさせる、「見た目より断然広い」コンパクト住宅の内部をご紹介します。

可動式の扉で自由に仕切れる広々リビング

外観はシンプルな片流れ屋根の一軒家の内部。けっして広くはない面積を有効活用するために、すべての部屋の扉は可動式にしています。普段は扉を開け放して広いリビングでのびのびと過ごし、作業や勉強をしたい時には扉で仕切れば個室になる仕様です。こうすることで、デッドスペースになりがちな和室もリビングの一角として活用することができます。

スキップフロアの視覚効果で広く見せる

フロアの高さを半階分ずらすことで作るスキップフロア。目線に高低差が生まれるため、実際の面積よりも部屋を広く見せることが可能です。また、段差をつけることで壁や扉で仕切らなくても自然と空間に独立性が生まれ、「もう1部屋」あるような気分になるのもメリットです。写真のように横幅が狭い住宅では階段をスケルトンにすることで圧迫感が減らせ、採光も確保できて一石二鳥。

あえて吹き抜けを作り、縦に広がる空間に

建物面積に限りがあるコンパクト住宅の場合、貴重な床面積を削って吹き抜けを作ることをためらう人も多いのでは?でも、実は小さな家にこそ吹き抜けがおすすめ。縦方向への広がりを出すことで、実際の面積以上に空間が広く見える効果が得られます。また、隣家と密接する都会では大きな窓が作れず採光の悩みがつきものですが、吹き抜けに設けた窓から光を取り入れることで解消できます。

階段を収納としてとことん活用する

こちらは、左右とも隣家に密接し家の前はすぐに道路という、典型的な都市型狭小住宅。1㎡足りとも無駄にしたくないこの家では、階段下のスペースを収納としてフル活用しています。高低差を生かして、背の高さもさまざまな収納スペースをたっぷり設けました。このほか、階段の壁一面を本棚にする、階段の蹴り込み部分に引き出しを設けて収納にするなど、アイデア次第で階段は優秀な収納スペースになります。

路地の奥でも、広さと明るさは作れる!

冒頭の、光あふれる明るい室内写真。実は、細い路地の奥に建つ、こんなにコンパクトな住宅です。小さな家の内部がこれほど広々として見える理由は、スキップフロア、大きな窓、スケルトン階段や吹き抜けなど、ここでご紹介した「狭小住宅を広く見せる工夫」をフル活用しているから。敷地が狭くても、隣家に挟まれた窮屈な立地でも、アイデア次第でのびのびと快適に暮らすことができる好例です。
広い家=良い家とは限りません。広い家は掃除が大変だったり税金が高かったりと、それなりにデメリットがあります。お気に入りの場所に住むためにあえてコンパクト住宅を選ぶことで、毎日の生活が豊かになることだって十分にあります。大切なのは、その家が自分の生活スタイルや信条に合っているかどうか。自分にとって「ちょうどいい」サイズで、より快適に、のびのびと過ごせる家作りを目指しましょう!

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ライター/writer 玉置