土地のデメリットをメリットに変えた、狭小住宅などアイデア7選

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家づくりの前に重要なのが、土地探し。でも条件の良い土地は高いし、競争率も高い。ちょっと安いかな?と思うと、変形だったり、狭小だったり、旗竿だったり。でも、諦めなくてもいいんです。そんな土地だからこそのアイデアがここには満載。デメリットを克服するだけではなく、メリットにまで変えちゃったお宅をご紹介しましょう!

路地状敷地のアプローチから続く、路地状の家。

ここの土地は、旗竿敷地と言って、家が建つ部分まで長い路地状の部分がある土地です。そしてこのお宅は家までのアプローチで路地を歩いたあと、なんと家も路地状にしてしまおうと! だからと言って細長い家というわけではないんですよ。中庭を見ながら家の中を回遊できるように路地状廊下で各部屋をつないでいるというアイデアです。各部屋の写真を見て頂ければわかると思いますが、どの部屋も旗竿敷地とは思えない明るい空間に仕上がってますね。

玄関までの路地は、お客様や家族を迎える大事なアプローチ

夕方の写真ですが、家の明かりと、路地の明かりが優しく家族の帰りや来客を迎え入れてくれる雰囲気になっていますね。足元を照らす明かりや、緑、石張りのアプローチなど、路地状部分を作りこむことにより家までの期待感を高める、立派な演出空間になりえるんですね。

狭小住宅にも、駐車場。

車は絶対手放せない、だけど、広い土地には手がでない...そんなあなたに朗報です!狭小でも出来ました、駐車場付の住宅。木造では難しいと判断し、駐車場部分はRC壁式構造となっているそうですが、これも様々な建築構造を知っているプロだからこその解答ですね。そのほか、内部も狭小を狭く見せない工夫としてスキップフロアを採用していたり、随所に工夫が見られます。

これぞ変形、三角形の土地!

見事に変形ですね。三角形です、先端がとがってます。でもこんな土地にだって理想の家は建てられるんです。壁に沿った長い出窓を作ることによって部屋を広く感じたり、まるで絵画の遠近法のように奥行を強調して広さを演出したりと、アイデアがてんこ盛りです。そして屋根を陸屋根にすることにより屋上ルーフテラスも実現してます。

これが変形狭小地からの眺めだと思いますか?

なんて開放感がある眺めでしょうか。この写真を見ると、一般的な狭小変形敷地に建つ家のイメージが変わりませんか?この土地はさらに高低差があるという難しい条件も加わっていますがそれをメリットと捉え、周囲よりも一段高い眺望を実現しているんですね。空間づくりも、あえて閉鎖的な部分と開放的な部分を作り、変化をつけることで開放的な部分の良さがより印象的になりますね。
どうでしたでしょうか。家を建てるということはまずは土地を買うという大きな買い物が一般的にはありますが、条件の悪い土地であっても諦める必要はないんです。安い土地だからといってむやみに飛びつくのは危険ですが、建築家と土地選びの段階から相談して、自分の理想の暮らしと土地の条件など総合的に判断してもらい、安心して土地を買うところから始めるということも大事ですよね。

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ライター/writer amodanca